ジャックスの過払い金請求ができる条件・返還率・期間

これまでに、ジャックスで借り入れをしたことがある方は、過払い金が発生している可能性があります。

実際に、過払い金が発生しているかどうかは借り入れ期間や方法によって違います。

また、過払い金請求を自分でおこなうか、専門家に依頼するかによって、過払い金が返還される期間や返還率が変わるので、これについても詳しく解説します。

ジャックスの過払い金請求ができる条件

1997年1月より前からジャックスで借り入れをしている人は、過払い金請求をすることができます。ジャックスへの返済が終わっていたり、まだ借金を返済中だったり、亡くなった家族が借り入れをしていた場合でも、ジャックスに過払い金請求ができます。

ジャックスの過払い金が発生する仕組み

貸金業者からの借り入れには、利息制限法と出資法の2つの法律で上限金利が定められています。利息制限法の金利が20.00％、出資法の金利が29.20％とされていました。

のちに法改正がされるまでは、利息制限法と出資法のどちらかの上限金利を決めて貸し付けることができたので、ジャックスは24.3%(リボ払い)と、出資法の上限金利である29.2%にあわせて貸し付けをしていました。

しかし、2010年6月に出資法と貸金業法が改正されたことで、貸し付けの上限金利が出資法の金利29.2%から、利息制限法の金利20.0%に引き下げられました。

ジャックスは、1997年2月に利息制限法の上限金利である｢20.00%以内｣に変更しています。

1997年1月より前からジャックスで借り入れていれば、グレーゾーン金利と呼ばれる、利息制限法と出資法の金利差で払いすぎていた利息を、過払い金として、ジャックスに過払い金の返還請求をすることができます。

借り入れ金額によって上限金利が変わります。借り入れ金額が10万円未満の場合は上限金利20%、10万円以上100万円未満の場合は上限金利18%、100万円以上の場合は上限金利15%です。

1997年2月以降にジャックスで借り入れした方の場合は、上限金利が利息制限法で定められた金利の範囲内なので、過払い金が発生しません。

ジャックスは、クレジットカードを発行していて、ショッピング機能を使うことができます。しかし、クレジットカードで買ったものをジャックスが代わりに支払う金額は、立て替え金であって貸し付け金ではないので、利息制限法の対象外です。また、クレジットカードの分割返済手数料も利息あつかいにならないので、過払い金は発生しません。

以前に返済が苦しいときに、過払い金請求をしない条件で将来の利息をカットしてもらったり、借金を減額してもらった場合には、過払い金があったとしても、取り戻すことができない可能性があります。

借り入れ金額と返済回数で増減する過払い金の金額

借り入れ金額と返済回数で過払い金の金額が増減します。

借り入れ金額と返済回数が少ない場合は、ジャックスに支払っている利息が少ないので、発生する過払い金も少ないです。一方で、借り入れ金額と返済回数が多い場合は、ジャックスに支払っている利息がそのぶん多いので、発生する過払い金も多いです。

ジャックスへの返済方法には、一括払いとリボルビング払いがあります。

リボルビング払いで返済している場合は、借り入れの返済回数が多くなるので、一括払いでの返済よりも発生する過払い金が多くなります。

ジャックスに過払い金請求ができなくなるリスク

時効が成立してジャックスに過払い金請求ができなくなる

過払い金には時効があり、最後の取引から10年が経過すると時効が成立して、ジャックスから過払い金を取り戻すことができなくなります。

ジャックスをショッピングで利用した、借り入れを返済した日は関係がなく、あくまでも最後の借り入れをした日、返済の手続きをした日です。借り入れに関する情報は、ジャックスから取引履歴を取り寄せることで確認することができます。

取引履歴は、ジャックスのカスタマーセンターへ電話をすることで取り寄せることができます。

倒産してジャックスに過払い金請求ができなくなる

ジャックスは、経営が安定しているので、倒産するリスクは小さいです。ただし、消費者金融の大手であった「武富士」も倒産したように、ジャックスも倒産してしまうと、過払い金を請求することができなくなるので、はやめに手続きをしましょう。

ジャックスの過払い金請求にかかる期間と過払い金の返還率

話し合い和解をするか、裁判をするかによって、過払い金を取り戻すまでにかかる期間(返還期間)と、発生する過払い金に対して実際に返還される金額の割合(返還率)が違います。

話し合いによる交渉で和解した場合は、返還期間が短くなりますが、取り戻せる過払い金が少なくなる傾向があります。一方で、裁判をする場合は、返還期間が長くなりますが、取り戻せる過払い金が多くなる上に、過払い金の元本に対する利息もあわせて取り戻せる可能性があります。

ジャックスは、消費者金融の大手で過払い金請求の対応を多く経験しているので、話し合いや裁判においてジャックスが有利な立場となるように交渉をしてきます。

自分で過払い金請求をすることもできますが、貸金業者との交渉に慣れていないので返還期間が長くなったり、過払い金の返還率が悪くなって取り戻せる金額が少なくなるので、過払い金請求を専門的にあつかっていて、ジャックスと交渉経験が豊富な司法書士や弁護士に依頼するべきです。

司法書士・弁護士に依頼してかかる期間と返還率

話し合いで和解(任意交渉)

返還期間	返還率
2か月～	～90%

裁判で判決

返還期間	返還率
4か月～	～100%

• 上記に記載している返還期間・返済率は、ジャックスの過払い金請求の目安であって、必ずしも当てはまるものではありません
• 上記に記載している返還期間・返済率は借り入れの状況、ジャックスの経営状況によってかわります
• 過払い金が返還されるまでの期間によって、過払い金の元本に対する利息はかわります

過払い金請求のシミュレーション

例1：100万円の借り入れを完済して過払い金請求

• 借入金額:100万円
• 返済回数:60回
• 過払い金:46.5万円

話し合いで和解(任意交渉)した場合は、期間が2ヶ月程度、およそ41.8万円(返還率90%)の過払い金がジャックスから取り戻せる可能性があります。

裁判をした場合は、期間が4ヶ月程度、およそ46.5万円(返還率100%)の過払い金と利息をあわせてジャックスから取り戻せる可能性があります。

例2：200万円の借り入れを完済して過払い金請求した例

• 借入金額:200万円
• 返済回数:60回
• 過払い金93万円

話し合いで和解(任意交渉)した場合は、期間が3ヶ月程度、およそ83.7万円(返還率90%)の過払い金がジャックスから取り戻せる可能性があります。

裁判をした場合は、期間が4ヶ月程度、およそ93万円(返還率100%)の過払い金と利息をあわせてジャックスから取り戻せる可能性があります。

ジャックスの過払い金を取り戻すまでの流れ

ジャックスから取引履歴を取り寄せる

過払い金請求をする前に、ジャックスから取引履歴を取り寄せます。取引履歴には、借り入れしたときの金利・金額・日付、返済した金額・日付が記載されています。

ジャックスの取引履歴は、ジャックスに電話で問い合わせることで取り寄せることができます。取り寄せるまでに2週間程度かかります。

ジャックスから取引履歴を取り寄せるときの注意点

過払い金請求をする目的を伝えない

ジャックスから取引履歴を取り寄せるときに、過払い金請求をするといった目的を伝えないように注意してください。

｢返済義務がないと知っていて、任意で返済した借金の過払い金は請求することができない｣といった内容が、民法705条によって定められています。

ジャックスに過払い金請求する目的を伝えた上で返済を続けていると、過払い金が少なくなってしまう場合や、過払い金を取り戻せなくなる可能性があります。

ゼロ和解しない

ジャックスから取引履歴を取り寄せるときに、ジャックスから｢借り入れを0円にする(ゼロ和解)」、｢利息を減額する和解書にサインをする｣ことが提示されることがあります。

ジャックスからの条件で和解した場合に、過払い金請求をする権利を放棄することが和解書に記載されていると、過払い金請求が発生していたとしても、過払い金請求をすることができなくなります。

過払い金の引き直し計算をする

ジャックスから取引履歴を取り寄せたら、引き直し計算をして、過払い金がいくら発生するのかを算出します。引き直し計算には、エクセルと利息計算ソフトを使用します。

利息計算ソフトは、名古屋消費者信用問題研究会、アドリテム無司法書士法人がインターネット上で無料配布しています。

利息計算ソフトに、取引履歴の内容(金利・金額・日付、返済金額・日付)を入力すれば計算することができます。

• 名古屋消費者信用問題研究会
• アドリテム司法書士法人

引き直し計算を自分でするリスク

引き直し計算を自分ですると、複雑な計算を間違える可能性があります。

引き直し計算は、過払い金を請求するための重要なポイントですが、自分で計算をして金額を1円でも間違えると、取り戻せる過払い金が少なくなることや、ジャックスに過払い金の返還を断られてしますリスクがあります。

司法書士や弁護士といった専門家に依頼をすることで、自分で引き直し計算をして間違えるリスクがなくなるので、1円でも多く、過払い金を取り戻すことができます。

ジャックスへ過払い金返還請求書と引き直し計算書を送る

取引履歴をもとにして引き直し計算をしたあと、ジャックスへ過払い金返還請求書と引き直し計算書を内容証明郵便で送ります。

内容証明郵便で送ることで、いつ、誰が、どこに送ったかを証明することができるので、記録として残すことができます。

話し合いで交渉(任意交渉)

ジャックスへ、過払い金返還請求書と引き直し計算書を送ったあと、引き直し計算をもとに発生した過払い金の返還率、過払い金を返還するまでの期間を話し合いで交渉するために、ジャックスの担当者から電話で連絡がきます。

過払い金請求の裁判

取り戻せる過払い金の金額が変わる裁判の争点

ジャックスから借り入れを繰り返している場合は、取り戻せる過払い金の金額が変わる可能性があります。

ジャックスから繰り返している借り入れが、一連の取引としてあつかわれるか、分断された取引としてあつかわれるかが、裁判の争点になります。

例えば、同じ契約番号で借り入れを繰り返している、ジャックスに1,000円未満の借り入れがある、いずれかのケースでは、借り入れが｢一連の取引｣としてあつかわれることで、取り戻せる過払い金の金額が多くなります。

一方で、繰り返している借り入れが分断された取引としてあつかわれると、それぞれの借り入れに対して過払い金を計算するので、取り戻せる過払いが少なくなります。

繰り返している借り入れが一連の取引か、分断された取引か、どのようにあつかわれるかを自分で判断することや、引き直し計算をすることはむずかしいので、司法書士や弁護士といった専門家に相談をするべきです。

ジャックスから過払い金が振り込まれる

ジャックスと話し合いで和解、あるいは裁判で判決が出たあと、ジャックスとの和解を示す和解書や裁判の判決内容に応じた過払い金が、ジャックスに指定した口座に振り込まれます。

過払い金請求を専門家に依頼していた場合は、司法書士や弁護士事務所の口座に過払い金が振り込まれたあと、相談料、着手金、基本報酬、成功報酬といった費用が差し引かれた金額が、手元に残る過払い金として振り込まれます。

司法書士や弁護士の費用・料金は過払い金から差し引かれる

過払い金請求を司法書士や弁護士といった専門家に依頼すると、相談料、着手金、基本報酬、成功報酬が、費用としてかかります。

司法書士や弁護士の依頼にしてかかる費用や報酬の定義、上限金額は、日本司法書士会連合会(日司連)や日本弁護士連合会(日弁連)のガイドラインで定められています。

司法書士に依頼した場合にかかる費用は、着手金、基本報酬といった定額報酬が合計5万円以下と定められていますが、弁護士に依頼した場合にかかる費用は、基本報酬が上限2万円と定められているだけで、着手金には上限が定められていません。

司法書士や弁護士といった専門家に依頼をする場合は、過払い金請求にかかる費用や相場について、電話・メールで相談、あるいは直接面談をするときに確認をするべきです。

ジャックスの過払い金請求をするデメリットとメリット

ジャックスの過払い金請求をするデメリットとメリットは、過払い金請求をする時点でのジャックスからの借り入れ状況によってちがいます。

借金を完済している方、いまも借金を返済中の方、それぞれの状況にあったデメリットとメリットを確認してください。

完済後にジャックスの過払い金請求をするデメリットとメリット

メリット	デメリット
過払い金を取り戻せるジャックスから借り入れが不要になる	ジャックスから新たな借り入れができなくなる

借金の完済後にジャックスの過払い金請求をするデメリット

借金の完済後にジャックスの過払い金請求をするデメリットは、ジャックスから新たに借り入れることができなくなることだけです。

ただし、過払い金の時効が成立したり、、ジャックスが倒産したりすると、過払い金請求をすることができなくなり、過払い金が発生していても1円も取り戻すことができません。

借金の完済後から時間がたっている方は、1日でもはやく過払い金請求をすべきです。

借金の完済後にジャックスの過払い金請求をするメリット

借金の完済後にジャックスの過払い金請求をするメリットは、過払い金を取り戻すことができることです。

ジャックスから取り戻した過払い金を生活の資金にすることができるので、生活を少しでもラクにすることができる可能性があります。

生活がラクになれば、今後も新たな借り入れをしなくてよくなるかもしれません。

借金の返済中にジャックスの過払い金請求をするデメリットとメリット

1. ジャックスの借金が50万円、過払い金が100万円
2. ジャックスの借金が100万円、過払い金が50万円

例①では、ジャックスの借金よりも過払い金が50万円多いので、過払い金をジャックスの借金の返済にあてることで、残った過払い金が手元に戻ってきます。

例②では、ジャックスの借金、ショッピングの利用残高の返済に過払い金をあてても借金が残るので、借金の返済中にジャックスの過払い金請求をする状況になります。

借金の返済中にジャックスの過払い金請求をする場合、ブラックリストに載るデメリット、返済中の借金を減額できる、毎月の返済の負担を減らす交渉ができるメリットがあります。

メリット	デメリット
ジャックスに返済中の借金を減額できる 将来の利息カットや返済期間を見直しする交渉ができる	ブラックリストに載る

借金の返済中にジャックスの過払い金請求をするデメリット

ジャックスの借金、ショッピングの利用残高が、返還される過払い金よりも多い場合は、貸金業者と交渉をして、過払い金を差し引いて残った借金を減額する任意整理の手続きをします。

返済の延滞を繰り返したり、借金を滞納したことがある方は、すでにブラックリストに載っているので、過払い金請求をするべきです。

過払い金がいくら発生するかは、貸金業者との取引履歴から払いすぎていた利息を計算する「引き直し計算」をすることでわかります。

引き直し計算をして、発生する過払い金がジャックスの借金、ショッピングの利用残高より多いか、少ないか、結果が分かってから過払い金請求をするかしないかの判断をすることができます。

借金の返済中にジャックスの過払い金請求をするメリット

借金の返済中にジャックスに過払い金請求をして、過払い金が発生すれば、ジャックスの借金、ショッピングの利用残高の返済に過払い金をあてることで、借金を減額することができます。

また、発生した過払い金が借金の残高よりも多ければ、借金を完済することができます。

発生した過払い金で借金が完済できなければ任意整理をすることになりますが、将来発生する利息をカットする、返済期間を見直して延長することができれば、毎月の返済をラクにすることができるようになります。

ジャックスの過払い金請求によるクレジットカードとローンへの影響

住宅ローン・自動車ローンへの影響

ジャックスの過払い金請求が、返済中の住宅ローン・自動車ローンに影響することはありません。

過払い金請求をした後に、新たな住宅ローン・自動車ローンの審査に影響することもありませんが、ジャックスの借金、ショッピングの利用残高が、返還される過払い金よりも多い場合は、貸金業者と交渉をして、過払い金を差し引いて残った借金を減額する任意整理の手続きをします。

任意整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆるブラックリストに載ります。住宅ローンや自動車ローンの審査は、申し込み時の年齢、年収といった情報だけでなく、信用情報機関の情報も対象とするので、ブラックリストに載るとローンの審査に通りにくくなります。

ジャックスからの借り入れで延滞を繰り返したり、滞納したことがある方は、すでにブラックリストに載っているので、ローンの審査を気にすることなく過払い金請求をするべきです。

ジャックスについてよくある質問

ジャックスに過払い金請求できるのか

1997年1月より前からジャックスで借り入れをしていた方は、ジャックスに過払い金請求をすることができます。ただし、ジャックスに過払い金請求をする条件があるので、詳しくは「ジャックスに過払い金請求ができる条件」を確認してください。

ジャックスに過払い金請求するデメリットがあるのか

1997年1月より前からジャックスで借り入れをしていた方は、ジャックスに過払い金請求をすることができます。ただし、ジャックスに過払い金請求をする条件があるので、詳しくは「ジャックスに過払い金請求ができる条件」を確認してください。

ジャックスの過払い金請求にかかる期間や過払い金の返還率は？

ジャックスと話し合いで和解した場合は、期間が2か月程度で過払い金の返還率が90%、裁判で判決した場合は、期間が4ヶ月程度で過払い金の返還率が100%と利息を、取り戻せる可能性があります。

ジャックスの会社概要

株式会社ジャックスは、「デパート信用販売株式会社」で1954年に事業を始めました。そして、1959年から金融機関の融資保証業務をするようになりました。また、1969年からは大手メーカーとクレジットカードのショッピング枠を提携することで、クレジットカードや債務の取引、信用保証の先駆者になりました。 1976年には会社名を「株式会社ジャックス」に変更をして、東京証券取引所の第2部に上場しました。さらに、2008年3月に三菱東京UFJ銀行が出資比率を上げることで、MUFGぐグループの傘下に入っています。また、2010年にベトナム、2012年にインドネシア、2016年にフィリピンへと進出して、アジア市場を積極的に開拓しています。

株式会社ジャックスは東京都渋谷区恵比寿に本社を持っており、代表取締役社長は板垣康義が務めます。2017年3月の時点で従業員は株式会社ジャックスだけで2,679人、関連会社を含めると4,015人になります。ジャックスの主な事業は、ショッピングクレジットで、教育ローンやオートローン、リフォームローン、ブライダルローンがあります。また、クレジットカードの事業もあり、Visa、MasterCard、JCBなどがあります。住宅ローンや銀行個人ローンの保証業務もおこなっており、重要な事業の1つです。決済代行業務やプリペイドカード事業といった事業も積極的におこなっており、クレジットカード、保証事業の業界においてリーディングカンパニーといえる存在です。

株式会社ジャックスには、関連会社があります。ジャックスリース株式会社は個人向け車両のリースや機器のリースの事業をおこなっています。ジャックス・トータル・サービスはジャックスカードの会員向けに保険を販売しています。ジャックス債権回収サービス株式会社は、ジャックスの債権や他の金融機関の債権を取り戻しています。ジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社は、インターネットやカタログで買ったものの後払いや支払い代行をしています。海外にはベトナムのJACCS International Vietnam Finance Company Limited (JIVF)とインドネシアのPT Mitra Pinasthika Mustika Finance (MPMF)があり、クレジット事業や自動車ローンなどをあつかっています。

ジャックスの経営は堅調であり、2017年3月期における営業収益はおよそ1,197億円、営業利益はおよそ118億円です。純利益がおよそ87億円に増加しています。他の貸金業者が2007年に過払い金請求によって財政状況が悪化したのとは違って、ジャックスはその時期に大きな影響を受けずに過ごしました。1997年2月に利息制限法の上限に金利を変更したので、他の貸金業者よりも10年早く行動したからといえます。

ジャックスは、堅固な経営基盤と良好な業績を背景に、過払い金請求に誠実に対応している会社です。そのため、過払い金請求ができる場合は、過払い金を返還することができる可能性があります。ただし、過払い金が発生した借り入れの時期から時間が経過している場合や、取引履歴を十分に開示できなかったり、過払い金請求権の消滅時効が近づいている場合もあります。これらに対応するには、専門的な知識や経験が必要です。ジャックスから過払い金を請求するときには、過払い金に精通した専門家に相談をして、アドバイスを受けることをおすすめします。